「まちづくり」に関する探究テーマってなに? 中高生の実際の探究作品を紹介します(自由すぎる研究EXPO)

自由すぎる研究EXPO2025の開催決定!

「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中高生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「まちづくり」に関するものをいくつか抜粋して紹介しますね!

日本全国の中高生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう! みんなの「まちづくり」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

応募作品

応募作品ピックアップ

作品紹介:「若者の地元離れに対処する方策 −女子高生が開催したイベントが地域魅力化に与えた影響−」

<高知国際高等学校>

この探究を推し進めた生徒達は、映画の舞台やロケ地を多く抱える高知の魅力を女性や若者に存分に伝えられる映画祭を企画しました!

地域魅力発信イベントとして映画祭を開催しようという、なかなか普通の人では思いつかない施策が興味深く、実現に向けて地元の中高生や人気の高いお店にフードトラック出店を頼んだ巻き込み力も素晴らしい。クラウドファンディングでも必要金額も見事に集めきりました。

イベントを大成功に導いて沢山の方を笑顔にした社会人さながらの完遂力には敬服します。地元メディアも大注目な地元活性化活動の今後に期待です!

作品紹介:おにぎりproject~みんなを笑顔に~

<青森中央高等学校>

この探究を推し進めた生徒たちは、県産品のみかんでおにぎりを作った静岡県の高校生たちに驚かされました。「自分たちも地元の特産品でおにぎりを作りたい!」そう思った彼女たちは、県産品のPRのために駆け出しました!

調査や試作を重ねていくごとでおにぎりの魅力を発見し、テーマとして磨いていった努力が素晴らしい。また県産品の魅力を最大限に活かすため、様々な点について改善点を導出した分析力の鋭さも見事。地域の個性あふれるおにぎりはとてもおいしそうで、見ていてお腹が空いてしまいました。商品化が待ち遠しいおにぎりです!

研究論文

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「まちづくり」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!

レファレンス

【出典】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)
  • 都市と交通
    都市の交通はどのような考えの下で、どのようにデザインされてきたのか。これからの都市交通はどのような姿が望ましいか。高速道路、地下鉄、鉄道、バス、路面電車を巡る都市交通の問題を考える。
  • 地方・地域からの発信
    近年注目を集める地域再生、地域活性への試みを日本各地の事例やヨーロッパでの成功例を中心にみる。県民性や「お国柄」はどのようにつくられ、利用されてきたのか。中央集権的な歴史観だけではない、さまざまな切り口からの歴史認識の必要性について。
  • SDGs(持続可能な開発目標)
    「SDGs」とは、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」の略称。国連加盟193ヵ国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標として、17のゴール・169のターゲットから構成される。SDGsとは何か、国や企業はどう行動すべきか、SDGsと経済活動などについて。
【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
 (参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)

興味のありそうな探究テーマを紹介!

企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局

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