【探究テーマ】スポーツ・運動(部活動)|中高生の応募作品も公開中|自由すぎる研究EXPO

自由すぎる研究EXPO2025の最終審査の結果を公開中!

「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中学生や高校生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「スポーツ・運動(部活動)」に関するものの一覧を紹介します。探究学習だけでなく、「スポーツ・運動(部活動)」の課題研究やレポートの題材に悩んでいる方も必見です!

日本全国の中学生や高校生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう!みんなの「スポーツ・運動(部活動)」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

応募作品

まずは簡単に「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた「スポーツ・運動(部活動)」の作品タイトルに登場するキーワードを眺めてみよう。

「スポーツ」では、「方法」や「向上」に関心のある中高生が多いようです。また、様々なジャンルのスポーツ名が列挙されているので、好きなスポーツ、部活で取り組んでいるスポーツを探究してる中高生がかなりいそうですね。 では具体的な応募作品を見てみよう!

2023年度

2024年度

2025年度

応募作品ピックアップ

作品紹介:「プロサッカークラブと周辺自治体の連携における地方創生2.0の推進」

<成田高等学校>

地方創生にプロスポーツの力を活かすべく、地域の課題に真正面から向き合った作品です。
人口減少が進む地域で、スポーツが持つ活力を維持するにはどうすればいいのか。この課題を解決するために、自治体の会議での参与観察やインタビュー調査を通じて、実際に困っている人の声を丁寧に拾い上げています。高校生だからこその立場で臨んだ参与観察は、自治体が抱える課題の背景や現状を深く理解するための素晴らしい手段ですね。
その上でスポーツが人を呼び込む正のサイクルを生み出すための本質的な提案にまでつなげています。
自治体の会議に参加したり、提案内容をわかりやすいグラフにまとめたりと様々な方法を活用。行動力と表現力の両方がずば抜けているからこそ、実際に自治体に提案するまでたどり着けたのでしょう。
課題の背景にある人々の感情に寄り添いながら、論理的に解決策を導き出す姿勢は、スポーツ×地方創生の可能性をますます広げていますね!

作品紹介:「もしも高校生が女子中学生3×3チームをマネジメントしたら」

<静岡市立高等学校>

「高校に入るとバスケ部を辞めてしまう原因は、公立中学の部活動にありそうだ」そんな仮説を立てたところが興味深い。そして、どうしたら現状を変えることができるかと考えた結果、なんと設立してしまった。公立中学生のバスケットボールチームを!! 

理想の部活動を実現するために試行錯誤の運営活動を10ヶ月間行い、アンケート調査や振り返りで課題を洗い出し、さらなる高みを目指して邁進する姿勢から、本当にバスケットボールが好きという気持ちが伝わってきました。地元メディアも注目している探究活動からこれからも目が離せません!

探究のきっかけ

まだ探究テーマが決まらなくて悩んでいる人の参考に、これまで「自由すぎる研究EXPO」に応募された作品から、先輩たちがその探究に取り組もうと思ったきっかけをご紹介します!

「もしも高校生が女子中学生3x3チームをマネジメントしたら」

上記でご紹介したバスケットボール部の探究での仮説は、次のようなきっかけから生まれました。

公立中学校では週に3回 + 土日のどちらかしか部活動ができない
→部活をやりたくてもできない & 私立中学やクラブとの差が生まれる
→このままだと高校で続けるのも難しいのでは?

静岡市立高校 普通科 3年
「もしも高校生が女子中学生3x3チームをマネジメントしたら」4ページ目より

自分の所属している部活動で困っていること・悩んでいることを考えてみると探究のヒントになるかもしれませんね!

どうやって探究テーマを決めればよいかまだ迷っている人はこちらもどうぞ。

「自由すぎる研究EXPO」に興味をもった方はこのページをチェック!

研究論文

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「スポーツ・運動(部活動)」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!

レファレンス

【出典】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)
  • オリンピック
    平和な世界の実現に寄与することを目的に1896年以降4年に1度開催される近代オリンピックと、同年・同一都市で開催される身体障害者を対象とした総合競技大会パラリンピック(1988年ソウル大会より正式名称)。オリンピック・パラリンピックの歴史、理念、オリンピックと都市計画などについて。オリンピックの政治利用や1984年のロサンゼルス大会以降、過熱する商業主義などの問題点を考察する。
  • スポーツルール
    スポーツルールの時代による変遷や国によるルール解釈の違い、ルールの不公平に関する疑問、ルールの今後について。
  • スポーツに勝つ
    一流選手に学ぶ勝者になる方法、選手の頭脳を変容させるコーチ論、常に勝ちつづけるための思考法・技術・戦略とは? トップアスリートたちは何を食べ、何を飲み、強くなっていくのか?
【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
 (参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)
  • スポーツを調べる:9項目
    ・1964年東京オリンピック・パラリンピックについて調べる
    ・スポーツ科学について調べる
    ・保健・体育・スポーツに関する統計 など

興味のありそうな探究テーマを紹介!

企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局

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