「スポーツ・運動(部活動)」に関する探究テーマってなに? 中高生の実際の探究作品を紹介します(自由すぎる研究EXPO)

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「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中学生や高校生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「スポーツ・運動(部活動)」に関するものの一覧を紹介します。探究学習だけでなく、「スポーツ・運動(部活動)」の課題研究やレポートの題材に悩んでいる方も必見です!

日本全国の中学生や高校生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう!みんなの「スポーツ・運動(部活動)」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

応募作品

応募作品ピックアップ

作品紹介:「サッカーのシュートの魅力を高めるルール変更の提案」

<佼成学園高等学校>

サッカーが好きすぎるからこそ感じた、サッカーは「点数が入りにくい」という不満。そんな愛ゆえの動機ではじまる探究ストーリーに冒頭から釘付けとなりました!

Jリーグの52試合のゴールシーンを確認して、種類を明らかにしており、「サッカーをもっと面白くするために」という想いから得点ルールの改訂を提案しています。 スポーツ界は、安全性や公平性からだけでなく、競技性の向上やファン獲得などの観点からもルールの見直しがなされるので、なるほど感心しました。

筆者もサッカーが大好きなので、検討した得点ルールに基づいて、実際にサッカー部のみんなと試合を行ったらどのような得点結果になるのか、また、選手や観客はどのように感じるのかとても興味がわきました。

作品紹介:「もしも高校生が女子中学生3×3チームをマネジメントしたら」

<静岡市立高等学校>

「高校に入るとバスケ部を辞めてしまう原因は、公立中学の部活動にありそうだ」そんな仮説を立てたところが興味深い。そして、どうしたら現状を変えることができるかと考えた結果、なんと設立してしまった。公立中学生のバスケットボールチームを!! 理想の部活動を実現するために試行錯誤の運営活動を10ヶ月間行い、アンケート調査や振り返りで課題を洗い出し、さらなる高みを目指して邁進する姿勢から、本当にバスケットボールが好きという気持ちが伝わってきました。地元メディアも注目している探究活動からこれからも目が離せません!

研究論文

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「スポーツ・運動(部活動)」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!

レファレンス

【出典】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)
  • オリンピック
    平和な世界の実現に寄与することを目的に1896年以降4年に1度開催される近代オリンピックと、同年・同一都市で開催される身体障害者を対象とした総合競技大会パラリンピック(1988年ソウル大会より正式名称)。オリンピック・パラリンピックの歴史、理念、オリンピックと都市計画などについて。オリンピックの政治利用や1984年のロサンゼルス大会以降、過熱する商業主義などの問題点を考察する。
  • スポーツルール
    スポーツルールの時代による変遷や国によるルール解釈の違い、ルールの不公平に関する疑問、ルールの今後について。
  • スポーツに勝つ
    一流選手に学ぶ勝者になる方法、選手の頭脳を変容させるコーチ論、常に勝ちつづけるための思考法・技術・戦略とは? トップアスリートたちは何を食べ、何を飲み、強くなっていくのか?
【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
 (参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)
  • スポーツを調べる:9項目
    ・1964年東京オリンピック・パラリンピックについて調べる
    ・スポーツ科学について調べる
    ・保健・体育・スポーツに関する統計 など

興味のありそうな探究テーマを紹介!

企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局

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