「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」
このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中高生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「AI」に関するものをいくつか抜粋して紹介しますね!
日本全国の中高生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう! みんなの「AI」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。
応募作品
応募作品タイトル | 応募年度 | 受賞履歴 |
---|---|---|
AI×高齢者 ~見守りシステムを作る~ | 2024年度 | 金賞(事務局賞) |
Can AI Differentiate Between Dogs and Cats? | 2024年度 | |
Magnetic Sensor Array – AI Chessboard | 2024年度 | |
生成AIの悪用と対策について | 2024年度 | |
入院中の中高生のための AIお悩み相談サービスを作る | 2024年度 | |
AIは教員不足を救えるか | 2024年度 | |
AI利用で労働の負担を軽減 | 2024年度 | |
BingAiと顔認証について考える | 2024年度 | |
生成AI の活用における最適なリスクマネジメントとは | 2024年度 | |
学習において理解する速度を上げる方法サブタイトル〜AIの効率的活用方法論〜 | 2024年度 |
応募作品ピックアップ
作品紹介:「AI×高齢者 ~見守りシステムを作る~」
<鹿児島中央高等学校>
超高齢化社会の今、ひとり暮らしの高齢者の増加に伴い孤独死の問題が深刻化しています。そんな状況に立ち向かうべく、AIを活用した高齢者見守りシステムを、本探求を推し進めた生徒たちは考えました!
この探究活動の凄いところのひとつに、異常探知のための画像生成AIを自分たちで作ったことが挙げられます。1,000枚以上の画像を撮って画像生成AIに学習させ、自分たちでコードを書いて作ったAIは、高齢者の状態異常をしっかり検知していました。
さらに、「迅速・正確・低コスト」達成のために、改良を繰り返したり使用材料の見直しを行い、高性能かつ手が届きやすいものに仕上げた点が素晴らしいです。しかも、1人でも多くの高齢者の命を守るため、ソースコードを一般公開するという社会貢献としての判断に感服しました!
研究論文
「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「AI」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!
タイトル | 学位授与大学 |
---|---|
AIの利活用における刑法上の諸問題 : 利用者と製造者の刑事責任を中心に | 立命館大学 |
AIを用いたパノラマX線画像からのカルテ入力支援システムに関する研究 | 徳島大学 |
セキュアAIエッジデバイスに関する研究 | 名城大学 |
AIエージェントの挙動に関する共通認識の構築に向けた人とのコミュニケーションモデルの研究 (本文) | 慶應義塾大学 |
インフラ維持管理DXに資するAIおよびデジタルツイン技術に関する基礎的研究 | 長崎大学 |
AI時代における働き方の多様化と給与所得該当性の研究 : 従属性及び非独立性の要件と源泉徴収制度の視点を中心として | 熊本学園大学 |
人間とAI予測サービスの多様性に基づくアンサンブル学習システムの研究 | 筑波大学 |
AIを適用した果樹栽培支援システムの開発 | 鳥取大学 |
人間+AIクラウドの相互作用によるクラウドソーシングの品質管理に関する研究 | 筑波大学 |
AI・アルゴリズムによる協調的行為と不当な取引制限規制-不当な取引制限規制の要件論に立ち返って- | 神戸大学 |
レファレンス
【引用】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)(参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)
- AI
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興味のありそうな探究テーマを紹介!
企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局