「教育」に関する探究テーマってなに? 中高生の実際の探究作品を紹介します(自由すぎる研究EXPO)

自由すぎる研究EXPO2025の作品受付を開始!

「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中学生や高校生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「教育」に関するものの一覧を紹介します。探究学習だけでなく、「教育」の課題研究やレポートの題材に悩んでいる方も必見です!

日本全国の中学生や高校生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう!みんなの「教育」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

応募作品

まずは簡単に「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた「教育」の作品のタイトルに登場したキーワードを眺めてみよう。

「教育」では、「日本」や「英語」、「生徒」に関心のある中高生が多いようですね。 また、「世界」や「ルワンダ」、「フィリピン」、「途上国」などのキーワードから、日本国外の教育のあり方に目を向けている中高生もいるようです。では、具体的な応募作品を見てみよう!

応募作品ピックアップ

作品紹介:「探究の手法とその拡散方法の研究–探究道場の全国展開を通して–」

<京都市立堀川高等学校>

この探究活動は、中学生に「探究とは何か」を体験してもらうための「探究道場」を運営している生徒たちによって行われました。探究型学習の手法を全国に広めることを目標にしている彼らは、理想の探究道場と普及方法を探し求めました。

作品を拝見して驚いたのが、組織だって活動していることもあって、探究サイクルにおける一つ一つのプロセスの完成度が高く、そこに向き合う熱量が凄い。仲間とともに活動しているからこそできる大きな取り組みになっていました。

複数の人数が所属する組織運営だからこそ必要になる目標や進捗の管理までなされており、適切な実験やプロセスを進めるための努力や工夫も感じられました。いつか彼らの探究の成果により、日本全体の「探究」の質が上がると思うとワクワクします!

探究のきっかけ

まだ探究テーマが決まらなくて悩んでいる人の参考に、これまで「自由すぎる研究EXPO」に応募された作品から、先輩たちがその探究に取り組もうと思ったきっかけをご紹介します!

「繋がる・捗る・分かち合う 探究情報共有プラットフォーム」

総合探究を導入したものの、多くの学校では先生が教え方に戸惑っていたり、生徒側も具体的な指示が得られず、何をすれば良いのかわかっていないという現状にある。(中略)私たちのプロダクトを使ってもらい不安要素をなくしてもらうということが私たちの目標だ。

「繋がる・捗る・分かち合う 探究情報共有プラットフォーム」44ページ目より

探究そのものを探究するなんてナイスアイデア!学校の授業をもっと取り組みやすくしよう、という視点も探究テーマになります。

研究論文

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「教育」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!

レファレンス

【出典】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)
  • 学歴
    学歴をめぐる近代の歪みと苦悩、欧米との比較での大衆教育社会と学歴主義の問題点、島国イギリスでの立身出世主義など
  • 教科書の歴史
    国定教科書から検定教科書の歴史。教科書検定問題、教科書裁判、各国の歴史教科書比較など。
  • 教育改革
    教育問題が大きな社会問題となり、教育改革の必要性が叫ばれている。その実態や方向性、問題点など。
【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
 (参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)
  • 教育・教科書:19項目
    ・教育関係の文献を探すための情報源
    ・生涯学習・社会教育について調べる
    ・特別支援教育について調べる など

興味のありそうな探究テーマを紹介!

企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局

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