「ゲーム」に関する探究テーマってなに？中高生の実際の探究作品を紹介します（自由すぎる研究EXPO）

「探究のテーマは何にしよう？」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない！」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中高生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「ゲーム」に関するものをいくつか抜粋して紹介します。

日本全国の中高生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう！みんなの「ゲーム」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

【目次】

応募作品

応募作品タイトル	応募年度	受賞履歴
無料ダウンロードゲームがサービス終了しないためのゲームデザインの追求	2023年度
BGM がゲームプレイに与える影響	2023年度
一人ジェンガ必勝法	2023年度
ゲームのプレイ時間と集中力の変化には相関性があるのか、またゲームのジャンルごとに集中力の変化に相違はあるのか	2024年度
ゲーム依存症	2024年度
なぜスマホゲームで虹色が多いのか？	2024年度
ゲームシナリオ作成について	2024年度
ゲーム市場の拡張とその成長	2024年度
日本と海外のゲームレベルの差	2024年度
ゲームはなぜ人を魅了するのか	2024年度
ゲームキャラクターデザインと３Ｄモデラ―の関係性	2024年度
ゲームが喧嘩に発展するのを防ぐには	2024年度
ゲームの普及による技術進化と能力向上	2024年度

＜大阪府立岸和田高等学校＞

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「ゲーム」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね！

タイトル	学位授与大学
ビデオゲーム関連資料としての「学年誌」の考察 : 子どもの遊びのアーカイブの観点から	立命館大学
音楽ゲーム譜面の分析と生成に基づく音楽と身体の相互認知メカニズムの究明	立命館大学
デジタルゲームにおける人工知能の動的連携モデルとその実装	東京大学
ターン制戦略ゲームへの深層学習の適用	北陸先端科学技術大学院大学
ゲーム道に通じるユーザーの振る舞いとゲームデザインへの応用	東京工科大学
不完全情報ゲームにおける撹拌に関する研究	愛知県立大学
多様な性質のゲームと用途のためのコンピュータプレイヤ拡張の研究	北陸先端科学技術大学院大学
ゲーム力学系における新しい型の力学的振舞い	京都大学
ニューラルネットによるゲーム解答能力の研究	東北大学

【出典】Association Press,「新書マップ」（参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/）

盤上競技
囲碁、将棋、チェス、チェッカー、オセロなど、盤上で行なうゲームはたくさんある。ときには戦争のシミュレーションとして、ときにはギャンブルとして人間を熱狂させる。たかがゲームになぜ人は夢中になるのか。盤上遊技と人類の文化を考える本。
子どもの脳
脳の発達と老化の基本的なしくみを知り、発達段階にある子どもの脳について考える。近年話題となっているLD(学習障害)・ADHD(注意欠陥多動性障害)とは何か、テレビゲームが脳に与える影響など、脳科学に基づく、現代の子どもの脳の健康と危機を考える。
ゲームの理論
数理問題としてだけではなく、複雑な現代社会を乗り切るための戦略的思考のツールとして注目されるゲームの理論。「囚人のジレンマ」など有名な問題から、ビジネス交渉などの実践まで。

【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
　（参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi）

企画／編集：自由すぎる研究EXPO事務局