「法律」に関する探究テーマってなに？中高生の実際の探究作品を紹介します（自由すぎる研究EXPO）

「探究のテーマは何にしよう？」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない！」

このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中高生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「法律」に関するものをいくつか抜粋して紹介しますね！

日本全国の中高生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう！　みんなの「法律」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。

【目次】

法律に関する探究の応募作品

応募作品タイトル	応募年度	受賞履歴
「少年を保護すること」とは本質的に何なのか考えてみた。～少年法厳罰化の切り口から～	2023年度
法律を身近に感じるために	2024年度
法律と国際社会のつながり	2024年度
誰もが法律に親しみ安心して生活を送れる社会へ	2024年度
過労死を防止する法律を評価する	2024年度
校則と法律	2024年度
AIに関連した法律の認知度を高めるには	2024年度
“直接民主制の日本への導入—代議制民主主義に代わる新たな地方政治の在り方—”	2024年度

＜ID学園高等学校＞

「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「法律」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね！

タイトル	学位授与大学
明治中期の民法教育・民法学習の展開についての実証的研究	学習院大学
法律上の親子関係の根拠としての「意思的要素」の意義とその構造 : 生殖補助医療技術の発展を踏まえた実親子法の構造解明に向けて	神戸大学
法律専門職の役割と将来展望 : 業際問題の視点から	大阪大学
オットー・マイヤーの『法律の支配』論についての研究	北海道大学
英米刑事手続における自己負罪拒否特権 : 「黙秘からの不利益推認」に関する議論からの示唆	同志社大学
法律過程と臨床過程との歴史的相克】-日本の少年保護司法システムにおける検察官の役割とその中国法への示唆に関する考察-	早稲田大学
法律関係論における権能	京都大学
信用状の独立性の例外に関する法的研究 : 国際海事詐欺を中心として	京都産業大学
法律上の争訟からみた確認訴訟の可能性 : 台湾と日本との比較研究を通じて	名古屋大学
知的財産法制度の現状と課題 : 特許審判制度を中心として	帝京大学

【引用】Association Press,「新書マップ」（参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/）

死刑制度
世界に逆行する日本の死刑制度存続の理由は何か、死刑制度の問題点、BC級の死刑となった戦犯たちを通して考える太平洋戦争。
弁護士
弁護士になるまでの道程、刑事・民事弁護での奮闘と苦悩、犯罪被害者ケアの取り組み、弁護士のあり方、弁護士が扱う領域、弁護士依頼の仕方などについて。
知的財産権
企業戦略として特許を活用することのケーススタディ。特許の基本的知識から国際特許戦争の舞台裏まで、21世紀経済戦略の新しい局面について。経営資源としての知的財産を評価する会計方法など。

【出典】国立国会図書館,「リサーチ・ナビ」
　（参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi）

企画／編集：自由すぎる研究EXPO事務局