地域探究

ふくしまSDGs探究学習ノート

ふくしま SDGs 探究学習ノート(福島県)


【内容】
2022年春、福島県では県内での教育旅行を通じてSDGsについて学べる「SDGs探究プログラム」の提供を開始しました。

中学生・高校生にとって、SDGsは社会課題としてあまりにも大きく、なかなか自分の身近なこととして捉えるのは容易なことではありません。そこで、修学旅行や研修などの教育旅行において、見学や体験を含めた一連の学習の中でSDGsを体感できるようにしたのが、この「SDGs探究プログラム」です。

今回トモノカイでは、プログラムの一部として、福島県を旅行するときに活用できる『ふくしまSDGs探究学習ノート』の制作をお手伝いいたしました。
事前・事後学習と現地での体験をスムーズにつなぎ、地域探究を実践するためのワークブック形式のノートとなっています。
最近、教育旅行を活用して探究的な学びを実践するケースをよく耳にするようになりました。しかし、この事前・事後学習と現地探索がうまく接続できなかったり、現地での体験を発表内容に生かしきれず、調べ学習に近いものになってしまったり、という声があるのも事実です。
このノートは、順を追って使用することで、単なる調べ学習にならずにSDGsについて深く考えをまとめていけるような構成になっています。
以下の「事前学習」「現地学習」「事後学習」の3つのパートで構成されており、それぞれの段階で適切な学習を行うことができるように組み立てられています。

【ワークブックの流れ】

■STEP1:事前学習
まず、SDGs の概念と福島県の地理的特色を確認します。SDGsで配慮すべき3つの領域「環境」「社会・文化」「経済」をベースに、土地の特性や自然資源などについても押さえます。そのうえで、旅行全体を貫く「学びのテーマ」を、生徒それぞれが設定します。

■STEP2:現地学習
事前学習で設定する「学びのテーマ」を踏まえて、訪問先での話などをメモしていきます。
新たな発見や気づき、疑問点などを記入し、自分自身がどのように考えたかを後からまとめます。

■STEP3:事後学習
体験したことや楽しかったことを振り返りながら「学びの記録コラージュ」を作ります。
また、福島県での体験をSDGsの観点から考察し、自分事として捉えられるように意見を整理します。
そして、最後には自分がつくりたい未来について考えをまとめます。
※発展的な内容として、自分の地域におけるSDGsを考える活動も用意しています。

このように、SDGs の実現という大きな課題に対し、福島県での体験で感じたことを照らし合わせて考え続けることで、生徒の皆さんの探究的な視点を養うことができるように作られています。

『ふくしまSDGs探究学習ノート』は同県の教育旅行情報「ふくしま教育旅行」ホームページで公開されており、ダウンロードすることができます。
福島県の「SDGs探究プログラム」にご興味をおもちになった先生方、ぜひご検討いただければと思います。
詳しくは、以下にお問い合わせをお願いいたします。

【問合せ・資料請求】
公益財団法人福島県観光物産交流協会
〒960-8053 福島県福島市三河南町1-20 コラッセふくしま7階
TEL 024-525-4024
FAX 024-525-4087
「ふくしま教育旅行」ホームページ
https://www.tif.ne.jp/kyoiku/info/disp.html?id=667