「探究のテーマは何にしよう?」
「やる気はあるけど探究テーマがみつからない!」
このような探究のテーマ設定に悩みを持つ中学生や高校生は、あなただけではありません。この記事では、中高生向けの探究コンテスト「自由すぎる研究EXPO」に寄せられた応募作品から「福祉」に関するものを一覧にして紹介します。探究学習だけでなく、「福祉」の課題研究やレポートの題材に悩んでいる方も必見です!
日本全国の中学生や高校生たちがこれまでどんな探究をしてきたのか、先行する探究の成果を見てみよう!みんなの「福祉」に関する理解や興味の促進に少しでもお役に立てると幸いです。
応募作品
応募作品タイトル | 応募年度 | 受賞履歴 |
---|---|---|
コドモミライ~異文化共生への第一歩~ | 2023年度 | 入選 |
アフリカの医療の問題点から考える島根の医療 | 2023年度 | |
救急車の有料化について | 2023年度 | |
身体障害者の労働環境の改善に向けての実態調査 -「就労継続支援」に焦点を当てて- | 2024年度 | |
握力障害のある方が使える楽器制作 | 2024年度 | 金賞(事務局賞) |
車いすの生徒がいる教室における生徒全員が快適に過ごせる机の配置 | 2024年度 | |
なっとうを片手で食べたい ~自助具のデザインと開発~ | 2024年度 | 金賞(称賛団体賞) |
不登校生徒へのより良い支援とはー高鍋町の取組調査と子ども食堂の実施を通してー | 2024年度 | |
ヤングケアラーの学びや生活を支援するには | 2024年度 | |
未就学児の子どもが病院にプラスのイメージを持てるようにするには | 2024年度 | |
「どんな人でも使いやすく、気軽に食事を楽しむことができる」フードデリバリーアプリの研究 | 2024年度 | 金賞(称賛団体賞) |
AI×高齢者 ~見守りシステムを作る~ | 2024年度 | 金賞(事務局賞) |
「どんな人でも使いやすく、気軽に食事を楽しむことができる」フードデリバリーアプリの研究 | 2024年度 | 金賞(事務局賞) |
福祉に関する応募作品ピックアップ
作品紹介:「なっとうを片手で食べたい ~自助具のデザインと開発~」
<岡山県立岡山操山高等学校>
この探究を推し進めた生徒は、手を骨折してしまい一時的に片手しか使えない生活をしたときに様々な課題に気づきました。その中でも、生きるために必要なご飯がうまく食べることができないことが深刻なストレスであると考えました。そんな食事の負担を改善すべく、自作自助具で様々な重要な食べる動作を含むなっとうを片手で食べることを目標に実験を開始しました!
思いやりに溢れた研究動機は勿論ですが、試作品を作成し実験した後その都度改良するというサイクルを5回も繰り返すという、粘り強く完成度を追求した姿勢が素晴らしいです!
研究論文
「探究」と「研究」で目指すものが異なります。中高生のみんなからすると堅苦しく感じてしまうかもしれません。ですが、こういった学びの分野があるということは知っていることで損はしないので、今後の参考として「福祉」に関連する「研究」の論文をいくつかご紹介しますね!
タイトル | 学位授与大学 |
---|---|
地域福祉実践としての経済活動に関する研究 | 大阪福祉大学 |
慢性疾患の子どもを支える養護教諭の多職種連携における役割の検討 | 山口県立大学 |
地方自治体の地域福祉援助の在り方:包括的な支援体制を主題とした保健師による地域づくりからの接近 | 立正大学 |
地域福祉推進の 2 つのシステム : 支援方法の総合化と地域における自治の再構築 | 沸教大学 |
新たな「介護報酬体系」の構築とその可能性 | 佛教大学 |
児童養護施設で育つ子どもへの自立支援の課題 : ソーシャルワークにおけるレジリエンス概念を手がかりに | 同志社大学 |
中国社区の高齢者ケアにおける福祉コミュニティ形成の可能性に関する研究 : ガバナンスと住民参加に注目して | 同志社大学 |
社会的養護施設としての乳児院の機能に関する研究:乳児院の一時保護に係わる尺度開発と問題検証 | 鹿児島国際大学 |
高齢の大腿骨骨折患者に対するソーシャルワーク実践モデルの研究 : 在宅復帰に向けた退院支援を中心に | 久留米大学 |
生活保護世帯における高校未進学・中退の子どもへの支援に関する研究 | 大阪府立大学 |
レファレンス
【出典】Association Press,「新書マップ」(参照 2024.6.18, https://shinshomap.info/)(参照 2024.7.19, https://ndlsearch.ndl.go.jp/rnavi)
- 福祉
「福祉」の検索結果:122件
興味のありそうな探究テーマを紹介!
企画/編集:自由すぎる研究EXPO事務局