【自由すぎる研究グランプリ企業審査員インタビュー:文響社さま編】うんこ編集者も驚いた高校生のすごさと華やかさ

>自由すぎる研究2024の公式サイトはこちらからご覧ください<<

8月末に最終審査結果を発表した探究成果発表の場「自由すぎる研究グランプリ」。

第一回の開催となった今回は、全8社の企業が審査員として集まり、2次審査・最終審査を行っていただきました。そんな企業審査員の皆さまだからこその気づきや感じたことをお伺いすべく、我々は対談形式のインタビューを敢行しました。

最初に伺ったのは、小学生が間違いなく盛り上がる単語である“うんこ”を学習と融合させてしまうという画期的な教材を生み出した文響社。
まず第一回は、その『うんこドリル』を展開している、うんこ編集部のうんこ編集者、駒井一基さんへのインタビューです。

インタビュイー:株式会社文響社 駒井一基さん
インタビュアー: 株式会社ウサギ 高橋晋平さん

※このあと出てくる具体的な作品についての詳しい情報は「自由すぎる研究グランプリ」公式ホームページをご参照くださいませ。

目次

  1. 初めての審査を終えて感じたこと
  2. 第二回の開催へ向けての期待
  3. 高校生の皆さんへ
  4. 総括

初めての審査を終えて感じたこと

ーー「自由すぎる研究グランプリ」の審査を終えてみての、率直な感想をお聞かせください!

駒井さん:
そもそもこういった審査をすること自体が初めてだったので、とても新鮮な気持ちで取り組めました!

作品を一つひとつ見ても、様々な展開の仕方があって華やかな印象を持ちましたね。
PR動画や、提出された資料の魅せ方という面で、今の高校生は個性を発揮できるんだな、と感じ、大人としても純粋に「すごいな!」と関心しました。

画像
駒井さんへのインタビュー中の様子

――本当にそうですよね。ちなみに、駒井さんが一番好きだなと思った作品はありましたか?

駒井さん:
『正十二角柱と十字柱ってどっちが強いの?』ですね!

実験をPR動画の中で詳細に示していたのですが、内容がすごく楽しかったです!
動画の中で角柱の強度を調べていくときの、その角柱が押しつぶされていく様子は見ていて気持ちがよかったです。

研究自体もかなりしっかりされていて、素晴らしいと感じました。

――そうなんですね。また別の観点からの質問なのですが、駒井さんご自身が刺激や影響を受けた作品はありましたか?

駒井さん:
私たちが本を作るときは「教育とエンターテイメントの融合」のように、ある物事と、面白さや楽しさといった感情との掛け合わせを意識しています。

その意味では、『“夜に駆ける”からみる音楽が人に与える心理的影響の考察』は、物事のヒットの要因と、人の感情という二面での検証ができており、私自身がプロダクトを考えていく上でも参考になる考え方だなと感じましたね。

第二回の開催へ向けての期待

――実は第二回開催への企画をすでに進めているのですが。駒井さんが次回期待したい作品はどんなものでしょうか?

駒井さん:
そうですね、もっと”自由すぎる”作品が集まってくると嬉しいなと思います。

学校で習ったことの延長線上でなく、「これ、多分ぶっちぎりでこの人しか思いつかないだろうな」みたいな作品はすごく欲しいですね。

それこそ内容によっては、弊社とコラボして発展していける可能性もありますね。もっと自由すぎる作品を、次回に期待したいと思います。

画像
文響社さまの出版している書籍(左から『うんこドリル漢字 ハイパー』、『うんこドリル漢字 ターボ』、『大学入試うんこ英単語2000』)

高校生の皆さんへ

――今回応募してくれた高校生は、いずれ社会に出てからも探究を続けていくと思います。駒井さんご自身が、こんな人と一緒に働きたいなぁ、と思う人はどんな人ですか?

駒井さん:
そうですね、何か一つ、ものすごい「愛」を持っている人と一緒に働きたいですね。
「これだけは絶対に誰にも負けないくらい好き」といえるものを持っている人は、すごく面白いなと感じます。

今回だと、『リーダーシップ論から見るジャニーズエンターテインメント』はまさにそうで、研究に取り組んだ本人が「ジャニーズ」という研究対象にすごく愛を持って分析をしたんだな、というのが伝わります。こういう、何か一つのことに対する愛を持っている人は、素敵ですね。

画像
駒井一基さん、ありがとうございました!

総括

今回は、文響社のうんこ編集者である駒井一基さんに取材を行いました。

駒井さんが述べた「何か一つの物事に対する、ものすごい愛」という言葉は、探究を進めていくうえでも、大きな力になるものです。皆さんの好きなことや推しを大切にしていくなかで、その愛を原動力にして、あなたならではの発見や気づきを楽しんでみてはいかがでしょうか。

今後も審査員へのインタビューを記事にしてまいりますので、ぜひご覧ください。

現在、トモノカイでは第二回大会を鋭意企画中です。
第二回大会で、たくさんの“自由すぎる”作品たちと出会えることを心からお待ちしております!

執筆:佐瀬友香(自由すぎる研究グランプリ事務局)

>>自由すぎる研究2024の公式サイトはこちらからご覧ください<<

関連記事