【オンライン開催!】冬の探究サミット2022(後援:文部科学省)開催のお知らせ 

冬の探究サミット2022 ー時代は“探究モード”へー

いよいよ本格化してきた探究的な学び。「自己の在り方生き方と一体的で不可分な課題を自ら発見し、解決していく」ことを目指すものですが、これは学校の中だけで実現できるものではありません。

いま、時代はVUCA社会(変動制・不確実性・複雑性・曖昧性の高い社会)へと突入し、SDGsへと目線を合わせる必要に迫られています。こうした時代背景とともに、「探究」の必要性が高まっているわけですから、これは学校の中だけのことではなく、まさしく社会全体で取り組むべき学びの姿勢となってきています。

こうした流れを受けて、各地で探究を推し進める動きが出始めています。
地域の課題に向き合い地方創生を支える人々、社会に価値提供をしていくために探究的な視点から活動を進める企業、そうした企業に人材を供給する大学、など、社会全体が探究を求めるようになっているのです。
こうした時代を指して、いよいよ社会が「探究モード」へと変容してきていると言えるでしょう。

今回の探究サミットでは、このような探究モードを支える各領域で実践されている方々のお話をお届けします。
LIVEセッション、期間内いつでも見られる動画セッションを全4回ずつご用意しており、お申し込み時にお選びいただけるようになっております。

“生涯探究社会”に向けて盛り上がる、探究モードへの機運の高まりを感じられる二日間、ぜひご参加ください!

 実施概要

開催日程:2022年12月17日(土)~18日(日)の二日間 
     ※動画セッションは 12/18(日)~12/31(土)の間、視聴可能
参加費:無料
定員:各回300名(申込者多数の場合は抽選)
対象:探究に関心のある中学校・高等学校・教育関連機関の教員
  (同業種の団体・企業に所属する方のお申し込みはお断りしております)
開催方式:LIVEセッション(全4回)、期間内いつでも見られる動画セッション(全4回)
※12/8より動画セッションを2コマ追加いたしました!
場所:オンラインにて実施(Zoomミーティング)
参考書籍:『探究モードへの挑戦―高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり―』 
田村 学・佐藤真久 編著 
※上記書籍は今回サミット全体での参考となりますので、事前にお読みいただけますとより理解が深まります。

———– 申し込みは締め切りました ———–
たくさんのお申し込み、ありがとうございました!

 チラシ

ダウンロードが可能となっております。
校内での情報共有等にご活用くださいませ。

 セッション紹介 ※敬称略

Day1: 12月17日(土)

■10:00-11:30 LIVEセッション①(基調講演)
探究モードへの挑戦

【講師】
・佐藤真久(東京都市大学大学院 教授)
・田村学(國學院大學 教授・文部科学省視学委員)

佐藤 真久(さとう まさひさ)
東京都市大学大学院 環境情報学研究科 教授 筑波大学・大学院を経て、英国サルフォード大学大学院にてPh.D.を取得(2002年)。地球環境戦略研究機関(IGES)研究員、ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)のシニア・プログラムスペシャリストを経て現職。責任ある生活についての教育と協働(PERL)国際理事会理事、文部科学省・ユネスコ未来共創プラットフォーム座長、IGESシニアフェローなどを兼務。 UNESCO ESD-GAPプログラム(PN1:政策)共同議長、国連大学サステナビリティ高等研究所客員教授、「国連・ESDの10年」ジャパンレポート有識者会議座長、認定NPO法人ETIC.理事などを歴任。 協働ガバナンス、社会的学習、中間支援機能などの地域マネジメント、組織論、学習・教育論の連関に関する研究と実践を進めている。

田村 学(たむら まなぶ)
國學院大學人間開発学部初等教育学科教授 文部科学省視学委員
新潟県公立学校教諭、上越教育大学附属小学校教官、柏崎市教育委員会指導主事、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、文部科学省初等中等教育局視学官、平成29年より現職。日本生活科・総合的学習教育学会副会長、中央教育審議会架け橋特別部会臨時委員、産業構造審議会臨時委員など。主な著書「思考ツールの授業」(小学館)、「深い学び」(東洋館出版)、「深い学びを実現するカリキュラム・マネジメント」(文溪堂)、「学習評価」(東洋館)、「生活・総合資質・能力の育成と学習評価」(東洋館)、「探究モードへの挑戦」(人言洞)など。

【概要】
学校だけでなく社会全体で探究し続ける「生涯探究社会」の創出に向けて上梓された『探究モードへの挑戦―高度化・自律化をめざすSDGs時代の人づくり』(人言洞)の編著者である両名の先生から、“探究モード”について社会・学校の領域でどのような変容が起きているのか、お話しいただきます。

■12:30-14:00 LIVEセッション②
探究を通じた高大接続の実例

【講師】
・山崎慎一(桜美林大学教育探究科学群准教授)

山崎 慎一(やまざき しんいち)
桜美林大学経営政策学部、大学院大学アドミニストレーション専攻(修士課程)、国際学研究科(博士課程)修了後、桜美林大学にて学生団体ASPIREのチーフコーディネーターなどを務める。2023年4月より同大学に開設される教育探究科学群では学類長に就任予定。1982年生まれ。

【概要】
探究人材を求める社会の要請を背景に、総合型選抜を実施する大学が増えてきております。そんな中で先進的に総合型選抜を実践する桜美林大学から山崎慎一先生をお招きし、大学の総合型選抜の実践事例、そして高校の探究に期待するものをお話しいただきます。


Day2: 12月18日(日)

■10:00-11:30 LIVEセッション③
高校と企業が連携した探究(越境学習)で、社会に開かれた教育へ

【講師】
・川九健一郎(株式会社ビジネス・サクセスストーリー)
・逢坂浩一郎 (NECマネジメントパートナー株式会社)
・松本 裕也(一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン)
・段 将大(THE SUNTORY UN!ON 事務局長)

川九 健一郎(かわく けんいちろう)
立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科ビジネスデザイン専攻 博士課程前期課程 修了
所属学会:日本労務学会、ビジネスクリエーター研究学会
筆記具メーカー(パイロットコーポレーション株式会社)にて、国内ルートセールス、量販営業部に配属後、新規開拓部門の立ち上げに従事。その後、独立系人事コンサルティングファームで、人事制度構築、役員制度改革、教育体系コンサルティングを実施。制度設計にとどまらず、現場社員と共に、職場改革に踏み込んだプロジェクトマネジメントを多数経験。2011年より株式会社ビジネス・サクセスストーリーを起業し、地域の20県800の組織と企業が“対話”しながら共に人材開発を行う実践的プログラムを自治体、NPO、NGO、DMO、高校、大学と連携し、実践している。

逢坂 浩一郎 
2000年にNEC入社。以来、人事部門一筋。最初の10年はHRBPとして、複数の事業部門人事を担当。2011年より人材開発担当として、タレントマネジメントやサクセッションプランニングに携わった後、2014年にNECマネジメントパートナーへ移り、幹部人材育成をはじめとした選抜型研修プログラムの企画・運営を手がける。2018年から越境学習を担当することになり、NECグループの社会課題体感型人材開発プログラムを企画。

松本 裕也
1985年10月19日生まれ。新卒でヤフー株式会社に入社し、2014年に石巻で復興支援を行う部署への異動に伴い、家族とともに石巻に転勤。 ヤフー社員と東北の若手漁師が、日本の水産業を「カッコよくて、稼げて、革新的」な新3K産業に変えるべく立ち上げた「フィッシャーマン・ジャパン」の事務局として活動。 地元水産加工業者を中心に30社100名超の実践型インターンプログラムのコーディネートや、お金ではなく地域自慢の魚で報酬を支払う副業・兼業サービス「GYOSOMON」をプロデュース。 ヤフーの石巻での活動終了後も、リモートワーカー兼パラレルワーカーとして石巻に残り、若手経営者とともに、水産業をアップデートすべく奔走中。

段 将大
平成2年北海道富良野市生まれ、座右の銘は「一生感動一生青春」、高校時代はハンドボール部 妻と子ども(長男3歳、次男10か月)の4人家族、現在RAIZAP挑戦中 2014年にサントリーに入社、グループ経理部にて決算業務を経験し現在まで労働組合に従事 労働組合では「組織運営」「労使交渉窓口」「人間力を高める」等を担当

【概要】
「探究モード」をめざす社会において、企業も探究を始めています。このセッションでは、すでに探究(越境学習)を実践している複数の企業に登壇いただき、その事例をご紹介します。社会全体で探究を進めるために、企業と高校で連携した探究的な学びの可能性、その具体案などをお話しいただきます。

■12:30-13:45 LIVEセッション④
3校の先生・生徒から学ぶ、探究的な学びの実践例とその効果

【講師】
・久枝昂弘、小笠原優海(大妻多摩中学高等学校)
・西山正三、長友光(宮崎県立宮崎東高等学校定時制夜間部)
・樫本英人、黒岩夕綺(長崎県立長崎東高等学校)

久枝 昂弘
(大妻多摩中学高等学校)
西山 正三(宮崎県立宮崎東高等学校
定時制夜間部)
樫本 英人
(長崎県立長崎東高等学校)

【概要】
今夏に開催された「自由すぎる研究グランプリ」は、学校で行われた探究の成果を持ち寄っていただき、それを企業の第一線で活躍する企業人が審査するという探究成果の発表の場です。全国から多くの応募をいただきました。今回、そのイベントで最終選考に残った生徒および担当の先生にご登壇いただき、応募作品についてのほか、普段の学校での探究についてお話しいただきます。また、最後は皆さまからの質問をもとに、登壇者全員でディスカッションを行います。実績を積んでいる学校の探究事例、そして生徒の生の声が聞ける貴重な機会です。


動画セッション公開期間:12月18日(日)~ 12月31日(土)

「時間が合わずLIVEセッションに参加できない」「より基礎的なところの話を聞きたい」、そんなご要望にお答えするべく、動画セッションをご用意しました。
期間限定で何度も好きな時間に視聴いただけます。

■動画セッション①
探究学習における4つの壁を事例と共に考える ~時間不足・課題設定・温度差・評価の壁~

【講師】
高橋毅(株式会社トモノカイ)

高橋毅(たかはし つよし)
トモノカイ学習デザイン部門所属。主に私立高等学校を中心とした探究学習のサポートを担う。株式会社ニトリ時代に得た現場感覚と株式会社LiB Consultingで得た設計力および実行推進力を生かし、学校で発生する課題を現場と管理職目線で解決することに強みを持つ。
また、金融教育にも力を入れており、学校教員向けに行うセミナーでも高い満足度を得ている。

【概要】
探究を推進していくうえで、お悩みはつきものです。
本セミナーでは、なかでもよく聞かれる「時間不足」「課題設定」「温度差」「評価」のお悩みを探究における“4つの壁”と整理して、その解決策を探ってまいります。
事例をもとにした解説を通じて、探究における“4つの壁”を乗り越えるためヒントをともに学んでまいりましょう。

■動画セッション②
生徒が自然と自ら学ぶ ~「学習メンター式」探究授業の作り方~ 

【講師】
山﨑英里奈(株式会社トモノカイ)、末松達(株式会社トモノカイ)、学習メンター

山崎 英里奈(やまざき えりな)
トモノカイ放課後支援部門所属。都市圏を中心とした中学校、高等学校における放課後プログラムを担当している。探究学習をテーマとしたプログラムの考案や運営をはじめ、学校ごとの様々な特徴や要望に寄り添う提案を日々行っている。

末松 達(すえまつ いたる)
トモノカイ放課後支援部門所属。部門内組織である「放課後ラボ」の室長で、放課後プログラムの講座・教材の開発・分析・改善の責任者を務める。探究学習に対する独自の視点や知見を活用し、それらをテーマとしたプログラムの提案にも深く関わっている。

【概要】
探究においては、生徒が主体性をもって学ぶことが重要です。そんな場を作り上げていくにはどのようにしたらよいでしょうか。
その一例として、本セミナーでは、トモノカイの“学習メンター”(大学生)の事例をもとに、生徒が自然と学び探究に取り組める場の設計についてお伝えします。また、探究的な授業で取り組む内容や、そこで使用する思考ツールなどの具体的な実践事例もご紹介しますので、今後の探究学習推進にお役立てください。

<NEW!>■動画セッション③
ファシリテーショングラフィック×システム思考

【講師】
川九健一郎(株式会社ビジネス・サクセスストーリー)

川九 健一郎(かわく けんいちろう)

概要】
生徒が「これを探究したい!」とテーマを決められることが、自律的・能動的な探究学習のスタートです。本セッションでは生徒たちの“発創”を誘発するために重要な「グラフィック化」と「問いかける力」に着目し、企業の現場で活用している「ファシリテーショングラフィック×システム思考」を用いた探究への考え方を、事例を交えてお伝えいたします。

<NEW!>■動画セッション④
【つまんで理解!探究のコツ】計画づくりのコツ ~体制と、計画の組み立て方~

【概要】
トモノカイの探究教材購入付録としておつけしている「つま探(=つまんで理解!探究のコツ)」動画を、今回特別に、動画セッションの一つに加えました。今回は、来年度からの探究を見据える今こそ必要な、探究の「計画づくり」にフォーカスした動画をご視聴いただけます。


———– 申し込みは締め切りました ———–
たくさんのお申し込み、ありがとうございました!