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夏のワークショップで、探究のレベルアップをお手伝い!「高校生ミライ探究部」とは? | 日本探究部 powered by トモノカイ

夏のワークショップで、探究のレベルアップをお手伝い!「高校生ミライ探究部」とは?

2023年夏、私たちトモノカイは新たな取り組みとして、高校生向けに探究のレベルアップをお手伝いする、参加無料のワークショップ「高校生ミライ探究部」を開催します。

探究のレベルアップとは一体どういうことなのか?なぜレベルアップにワークショップが必要なのか?
本記事では、ワークショップを立ち上げた私たちの思いをご紹介します。

目次

探究をより深めるために、社会とのつながりは必須条件!

2022年に必修となってから、1年と少しが経った「総合的な探究の時間」。探究に取り組む学校さんも一気に増え、これからますます重要となる学習活動の一つだといえます。

探究学習は、学校の特性や学年によって取り組みが多様ですね。
選択するテーマも生徒によってさまざまで、SDGsや社会課題への挑戦もあれば、趣味や特技を学問に結びつけて考えたものなど、多岐に渡っていることでしょう。
先生方も、生徒たちの幅広い思考に伴走するのに、さまざまな手立てを考えていることと思います。

そんな探究に取り組んでいくうちに、おそらく探究学習を始めたばかりのころとはまた違った壁を感じている先生も多いのではないでしょうか。
それは、「社会とのつながりをどう作るか」という課題です。

正解がない探究の世界では、学校での学びをベースにしつつ、これから先の将来を見据えた「社会とのつながり」を実感することが必要です。
自分で思考し、判断し、このVUCAな現代社会を生き抜くための力をつけるために探究的な学びがあるのですが、多くの生徒たちにとって学校や家庭以外の世界はまだまだ漠然としたものでしょう。
社会の一員として自分がどう生きていくか、考えるきっかけとなるのが実際の社会を体感することなのですが、学校ではどのように場を用意すればよいのでしょうか。

社会と関わると、生徒の変容が目に見える!

多摩大学附属聖ヶ丘高等学校では、2022年12月に探究活動の成果を街行く市民の方を相手に発表する「街なか探究期末テスト」を実施しました。

多摩センター駅前のパルテノン通りで行われた多摩大学附属聖ヶ丘高校の「街なか探究期末テスト」

生徒たちが駅前の歩行者専用道路にブースを構え、ポスターセッション形式で発表を行いました。
地域課題とその解決策の提案に取り組んだ成果を街の大人に聞いてもらおうという画期的な試みです。

自分たちの探究の成果を、緊張しながらも懸命に大人に伝えていくうちに、生徒たちはどんどん積極的になっていき、自ら通行人の方に声をかけるようになりました。
地域の大人に対し「自分たちはこれだけのことを話すことができる」という”自信”がどんどん付いていくのを、見学させていただいたトモノカイも目の当たりにしました。
それは、学校から外の世界に出て、社会と交わったからこその変容です。

生徒は、自分のやっていることが正しいのか、大人には受け入れられないのではないかという不安をもちながら探究に取り組んでいることでしょう。
何かのきっかけで自信がつくことで、それが主体性につながり、探究に対しても「高度化・自律化」するための足掛かりになるのです。
終了後、生徒たちは口々に「大人と話すのが楽しかった」と顔をほころばせていました。
彼らは、大人から「称賛」されることで「自信」をつけたいと無意識に思っているのでしょう。

取り組みの詳細は、こちらの記事で紹介しています!https://tankyu-skill.com/article03/20220126.html

「高校生ミライ探究部」で社会とつながる!

とは言っても、学校単体で社会との接点を意識した学びの場をセッティングするのは、なかなか難しい場合が多いですよね。
そこで、トモノカイでは高校生向けに「探究をもっともっと楽しんでもらうためのワークショップ」を開催することにいたしました!

これまで、中学校・高校向けの探究教材の制作や、「自由すぎる研究EXPO」などの探究イベントを開催し、多方面から探究学習に向き合ってきたトモノカイだからこそ提供できる、「学校の延長線」の学びがあります。
その中で寄せられた先生からのリアルな声、生徒の潜在的な課題に少しでも寄り添うべく、さまざまなプログラムを用意しています。

探究力を高める

探究プロセスを回していくために欠かせない、思考力や発想力を引き出すプログラムです。
フレームワークを使った具体的な事例から、複数の課題解決方法や探究方法を把握しつつ、自分に合ったやり方を見つけていきます。
基本でありながら本質でもある探究の力を高めたい生徒にピッタリです。

社会とつながってみる

地域で活躍されている方や企業人にご登壇いただき、地域探究や社会課題を主なテーマとして、高校生に「社会とのつながり」を疑似体験していただくようなプログラムです。
一見、自分が興味がないような分野でも、巡り巡って実は学問的につながっていた、という気づきが得られるかもしれません。
探究的な学びを一歩深めたい、その先の進路を探りたいという人におすすめです。

探究を進路につなげる

昨今、増加の一途をたどる総合型選抜・推薦型選抜。生徒が探究を進路につなげる際に必要なのが、「なぜそのテーマで探究をしたのか」を自分の言葉で語りきることです。
このプログラムでは、自己の体験をひもときながら、自分自身の興味関心を言語化する手法を身につけられます。
探究してきたことを、その先の進路・キャリアにつなげたい生徒にとって、垂涎の内容になっています。

「高校生ミライ探究部 2023 summer」は、生徒個人での応募も可能ですが、学校やクラスでまとめて参加応募することも可能となっています。
学校での探究をベースにしつつも、社会との接続に外部の力を使うことで先生方の時間を別のことにお使いいただけます。
参加費はすべて無料となっています。
生徒の力を伸ばすこの上ない機会ですので、学校で場を設計する代わりに、このワークショップに参加していただくことを強くおすすめいたします!

魅力的な講師の方々!

今回の「高校生ミライ探究部 2023summer」には、高校生が普段の生活では出会えないような、魅力的な大人を講師に迎えました。
地域に根差した活動をされている方、ビジネスを通して社会に貢献されている方、大学で教鞭を取っている方、…などと、さまざまなジャンルで活躍されている方を迎えております。
共通しているのは、「社会に対して、自分の興味のあること・得意なことで貢献していく」という姿勢です。

高校生にとって、社会で働く自分はまだまだ先の話で、想像がつかないかもしれません。しかし、今そこに向かって歩んでいるのも事実です。
社会で活躍する大人の「考えていること」に触れることで、少しでも社会の一員としての自覚が養えればと考えています。

探究力を高めるプログラム『フレームワークで探究スキルを磨き上げよう』の講師を務める領域横断型探究学習コーディネーターの木村諭史先生からも、コメントをいただきました。

木村 諭史氏
(領域横断型探究学習コーディネーター)

「結論から話すと短い時間で物事を伝えやすい」といわれますが、探究学習においても、実際に人生や社会で役立つ状況を知ってからの方が、迷わず学習に打ち込めるのではないでしょうか?
今回のワークショップでは、多彩な講師陣が社会での活動を紹介するだけでなく、各事例を探究的な手法で紐解きながら、生徒の皆さんが実演できるようなプログラムをご提供いたします。
特に、私からは大学の学生募集戦略・講義内容の一部や、地域活動・議会活動・産業技術の根幹を探究的に解説する予定です。
高校生という時期に、これだけ充実した探究に触れる機会がある皆さんは幸せだなと、自分が羨ましくなってしまうほどの内容になっていると思います。
探究を体系的に学びつつ、自分と社会をつなげることができる貴重な機会、ぜひご参加ください!

プログラム受講後には、「ミライ探究部修了証」をお渡しいたします。
講師からのコメントも入り、探究について向き合ってきたという実績と説得の材料にお使いいただけるものを企画中です。
※修了証の体裁は変更になる場合がございます。

まとめ

「高校生ミライ探究部 2023summer」のプログラムの詳細、お申し込みについては、以下のページよりご確認ください。

▼ワークショップの詳細ページ
https://tankyu-skill.com/workshop

何かやってみたいと思うアツい「気持ち」、これからの将来に向けた「希望」――
これらを感じ取ることが、高校生が変容するきっかけになります。

この夏のワークショップ参加が、衝撃的な体験になるかもしれません。
または、キラキラする同世代の高校生の姿に感化されるかもしれません。

学校での経験を生かしながらも、さらなるジャンプアップを目指して、この夏のチャレンジを勧めてみてはいかがでしょうか。

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