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1. 先生の推進体制の作り方 | 日本探究部 powered by トモノカイ

1. 先生の推進体制の作り方

探究学習を担当する先生のお悩み①:先生の推進体制の作り方

最初に行きあたるのは、探究を推進していくための先生方の体制づくり、という学校は多いようです。特に、先生間での意識合わせが難しいということをよく聞きます。

意識合わせができていないために指導のバラつきが出てきたり、やる気の差によって探究の推進が思うように行えない、などのお悩みをよくお寄せいただきます。

これらのお悩みがどうして生じるのか。複数の学校さんのお話を伺うなかで、私たちは、先生方にいくつもの心理的なハードルがあるのではないか、と感じるようになりました。

 ・ 探究をやる意義がわからない
 ・ 難しそう、大変そう
 ・ そもそもイメージがわかない
 ・ わからないことを指導はできない
 ・ 失敗したくない

たしかに、こうしたハードルがある状態では、なかなか積極的に探究に取り組もうと思えないのは想像に難くないと思います。
では、どうやってこのハードルを乗り越えていくか。
まずは、いろいろな先生がいらっしゃることを踏まえたうえで、協力いただけそうな先生方から巻き込んでいくのはいかがでしょうか。

そうした協力的な先生方と推進しているうちに実績が積まれていくので、探究が楽しそう、生徒の目が変わったという状況が生まれてきます。そうなってくると、ほかの消極的だった先生方にも波及していき、そして、いずれは学校全体で「探究するって当たり前だよね」という空気が醸成されていくのです。

始めたばかりのころは、なかなか協力してくれる先生が多くないかもしれません。それでもあきらめずに動いていくことで、少しずつ協力してくれる先生が出てくる、と実践されている先生から実例のお話を伺ったこともあります。

そうして探究を推進していくうちに、生徒が楽しんでいる様子や、引っ込み思案だった生徒が堂々と発表している姿など意外な生徒の一面に触れたりすることで、だんだんと探究の意義が実感として他の先生も感じられるようになっていきます。

なので、まずはとにかくやってみる、少しずつでも進めていく、というのが時間がかかるように見えて、じつは一番の近道なのかもしれませんね。

導入校向けの支援動画「つまんで理解! 探究のコツ」では、先生同士の関係づくりなども解説しております。


はじめての探究:お悩み別ヒント集

お悩み①:先生の推進体制の作り方 ≪本ページ≫

お悩み②:生徒との向き合い方 >>

お悩み③:探究の評価はどうすればいいのか >>


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