今回は、2019年10月2日(水)、9日(水)の2回に分け、高校1年生が対象。
注目すべきは実施規模。なんと322名で実施、という想定していなかったオーダーでした。
波乱が予想されたプログラム。
10月2日(水)に行った出張授業のレポートをお伝えします。
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出張授業スタート
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322名全員で実施するという、今までにない大人数での実施となった今回の授業。
続々と体育館に生徒の皆さんがどんどん集まってきます。
2週にわたって行う授業の前半となる第1回目は「わかりやすい伝え方のコツ」について学んでいきます。
さあ、チャイムが鳴り、授業スタート!
まずは今回の講師を務める、教材制作者の神原からご挨拶。
生徒の皆さんに「本日の目的は何か」「何を学ぶのか」などを伝えました。
さっそく1問目はこちら。
とある写真を見て思ったことを伝える、というワークに取り組みます。
なんだかへんてこな1枚の写真…。

まずは、個人個人で疑問に思ったことをどんどん書き出していきます。
次に、書き出した疑問のうち、相手に伝えたら、めっちゃウケそう(※神原の言葉です)、という疑問を3つ選んで、ペアの相手に伝えるワークを実施しました。
みんなペアで向き合って、一生懸命、思い思いに自分の疑問を伝えていきます。
「僕が気になったのは…で、でもそういう意味ではなくて、だから…でした」
おおお、、、本当にみんな、自分の伝えたいこと、その伝え方でだいじょうぶかな!??

ここで、一度みんなで、疑問の内容に着目するのではなく、「わかりやすい伝え方ができているか」という観点で自分の伝え方を見直してみる時間を持ちます。
「たとえばこう言われたらどう?」
具体例とともにコツを説明し、あ!となる生徒たち。
すごくシンプルだけど、伝え方のコツ。これがあるときとないときとで、わかりやすさがこんなにも違うということをお伝えしました。
さて、続いて本日のメインのワークに入っていきます。
その名も『図形あてゲーム』!!
どの学校様で実施しても、盛り上がる人気ワークです。
ペアを組み、一人がその紙に書いてある図形を相手に言葉だけで説明をする、ということを行います。
シンプルなゲームですが、あなどることなかれ。自分がどのくらい相手にわかりやすく物事を伝えられているかを試すのに絶好のワークなんです。
自分では説明をしっかりしているつもりでも、案外相手にうまく伝えられないもの。
説明する側は、自分の図形を絶対に見せない、ジェスチャーを使わない、相手の書いている図形を見ない、などのルールのもと、一生懸命説明していきます。
生徒さんは伝わらないのが悔しいのか、こっそり相手の図形をチラ見したり…、ジェスチャーしたり…苦笑。

はーい、チラ見しちゃ、ダメですよ~、とちゃっかりしてる生徒たちに声をかけて回ります。
そんなこんなで、あえなく時間切れ。神原の合図とともに正解をペアで見せ合います。
2セット繰り返した、特に2回目の図形は難しく、正解したペアからは、「よっしゃー!」と思わず声があがる盛り上がりでした。
ただ、ここからが大切。
盛り上がったあとに、どのような学びを持ち帰られるかが勝負です。
「初めに学んだ、わかりやすく伝えるコツを意識しながら伝えられた人いたかな?」
あ…、となる生徒たち。
そう、案外忘れてしまうものなんですよね。意識しないと。
学びは意識的に使うよう促すことが大切。
「それでは、どんな説明をすればよかったのかな?」、再び神原からの説明が入ります。
「たとえばこういう話し方はどうかな?」と例示された話し方を聞いて、生徒たちはみな、「なるほどー…」となっていました。

最後に、本日の学びをワークシートに書き出して自分の中で学びの整理をしていきました。
みんな真剣に学びを書き出しています。

学びを自分の言葉で言語化するだけでなく、どのようなシーンに使えそうか、なども考えてみることで、学びの定着を図りました。
そんなこんなで、322名での授業、第1回目が無事終了しました。
日常生活でも、学んだことを活かしてもらえることを願いながら…。
駒場高校の皆さん、どうもありがとうございました!
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