
探究的な学びを実践するにあたり、修学旅行など教育旅行を活用するケースは多いと思います。事前学習で訪問先のことを調べ、実際に現地を訪れ、事後学習でまとめて発表する、こんな流れが一般的でしょう。
しかし、この事前・事後学習と現地探索がうまく接続できなかったり、現地での体験を発表内容に生かしきれず、調べ学習に近いものになってしまったり、という声はよく聞かれるものです。
そんな中で、事前・事後学習と現地での体験をスムーズにつなぎ、地域探究を実践するためのワークブックを公開したのが宮城県松島町です。トモノカイではこのワークブックの制作をお手伝いしました。
このワークブックは中高生向けに構成しており、松島町の魅力を見つめる地域探究を行ないながら、SDGsの基本的な考え方を学ぶことができます。さらに、松島町で行なった地域探究の成果を参考にして、生徒自身の地元の魅力を見つめ直すところまでを実践できるようになっています。
ワークブックは以下のような全4ステップに分かれています。
STEP1:事前学習
・・・松島町について探究するテーマと意識するキーワードを決めて、事前に調べる
STEP2:現地での学習
・・・事前に決めた行程に沿って街歩きやスポット訪問をして、ワークを行なう
STEP3:まとめ 松島町の魅力
・・・現地で行なったワークの成果を基にSDGsの観点で整理を行なう
STEP4:発展 自分たちの地域の魅力
・・・STEP3~4を参考にして、自分たちの地域について考えるグループワークを行なう
ワークブックは同町のホームページで無料公開されており、学校向けには印刷・製本されたワークブックの提供も無料で行なっているとのこと。詳しくは以下にお問い合わせください。
(教員用解説書[PDF提供のみ]も同ホームページで公開中)
■問合せ・資料請求先
松島町 産業観光課 観光班(教育旅行担当)
TEL 022-354-5708/FAX 022-353-2041
kankou@town.matsushima.miyagi.jp
https://www.town.miyagi-matsushima.lg.jp/index.cfm/8,0,121,505,html